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経済ニュース

「トランプ大統領が円安に懸念」と片山財務相。ドル円は158円33銭まで下げ、13時の時点では下げ渋っています

USD/JPY 9月25日 13時(前日NY終値比)158.35-42銭 (158.30〜158.86)
この記事のポイント
  • 片山財務相が11時16分、日米首脳会談でトランプ大統領が円安に懸念を示したと述べ、ドル円は158円85銭前後から158円33銭まで下げました
  • ユーロ円とポンド円も0.3%前後下げ、ユーロドルとポンドドルはほぼ横ばい。動いたのは円のほうです
  • 昨夜の米新規失業保険申請件数は19.7万件と予想より強く、ドル円は日付が変わった直後に159円04銭まで上がっていました

東京の昼前、財務相の一言で円が買われました。日米首脳会談でトランプ大統領が円安に懸念を示した、という内容です。ドル円は158円85銭前後から158円33銭まで下げています。みんかぶは直後の記事で「円買いは限定的」と書いていて、13時の時点でも158円30銭台から先には進んでいません。

11時過ぎの2人の発言

先に出たのは城内経済財政相です。11時過ぎに「金融を緩和する時代ではない」「アベノミクスのような景気刺激策を実施する時代ではない」と述べたと、みんかぶが速報しています。続けて11時16分に片山財務相が、首脳会談でトランプ大統領が円安に懸念を示したと話しました。高市首相も円の過小評価を問題視している、とも述べています。

財務相が米大統領の名前を出して円安を語るのは、いつもの口先介入より一段重い。私はそう受け取りました。みんかぶの11時19分の記事は、城内発言と合わせて日銀の利上げペースが速まるという思惑が出た、と書いています。

本当に円が買われたのか

13時前の数字を前日NY終値と比べます。ドル円は158円77銭から158円35銭、ユーロ円は180円61銭から180円03銭、ポンド円は209円77銭から209円21銭。一方でユーロドルは1.1380ドルから1.1373ドル、ポンドドルは1.3217ドルから1.3212ドルで、ほとんど動いていません。クロス円がそろって0.3%前後下げ、ドルのペアが止まっている。今日の下げは円買いです。昨日の東京と同じ形になりました。

アジア時間の原油安も円買いを後押ししたと、みんかぶの前場概況にありました。イランのアラグチ外相が、核プログラムの包括的な協議を始める7日間計画を提案したと述べたそうです。原油が下がれば日本の輸入代金が減り、貿易収支の悪化観測が和らぐ、という筋です。

昨夜の失業保険と、159円の手前

話を昨夜に戻します。21時30分の米新規失業保険申請件数は19.7万件で、予想の20.0万件を下回りました。財経新聞は2カ月ぶりの低水準と書いています。ドル円は158円89銭の高値圏を保ち、ポンドドルは1.3215ドルと6月30日以来の安値をつけました。私が見ていたチャートでは、日付が変わった直後にドル円が159円04銭まで上がっています。

米国の数字がドルを支えたまま、日本の政治家の口で円が少し戻された半日でした。どちらが勝つかは、正直まだ分かりません。みんかぶは、高市首相の経済政策が変わるか、日銀が利上げを速めると明確に示さない限り円安は止まらないだろう、という見方を載せています。発言だけで流れが変わるかどうか、私も半信半疑です。

もう一つ。ドル円の1週間物オプションのボラティリティーは8.79%まで上がったと、みんかぶが伝えています。160円に近づくほど介入を警戒する、という市場の身構えが数字に出ています。

ヨル教授メモ: 今夜は21時30分に米耐久財受注、23時にミシガン大学消費者信頼感指数の確報があります。財務相がここまで踏み込んだ週の金曜なので、週末に持ち越すロットは普段より軽くしておきたいところ。この速報、ちょうどコーヒーを淹れ直していたときに流れてきました。
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タグ: ドル円円安牽制片山財務相
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