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テクニカル入門

FXのロット(取引数量)の決め方。1,000通貨と1万通貨で必要な資金

この記事のポイント
  • 1ロットが何通貨かは会社で違う(1,000通貨か1万通貨が多い)。数量は「何ロット」より「何通貨」で考えると取り違えにくい
  • ドル円155円・レバレッジ25倍なら、必要証拠金は1,000通貨で6,200円、1万通貨で6万2,000円。1円動いたときの損益は1,000円と1万円
  • 通貨量は「1回に失ってもいい金額÷損切りまでの値幅」で出せる。2,000円・20銭なら1万通貨、50銭なら4,000通貨

「最初は1ロットから」と言われて、そのまま1ロットで注文を出す。最初の取り違えはここで起きます。1ロットを1,000通貨とする会社もあれば1万通貨とする会社もあって、同じ1ロットでも値動きの重さが10倍違うからです。今日はロット、つまり取引数量をどう決めるかを、ドル円の数字で追っていきます。

1ロットは何通貨か

ロットは取引数量のまとまりを数える単位です。外為どっとコムの解説によると、1ロットを1,000通貨とする会社と1万通貨とする会社が一般的だそうです。注文画面に1と入れたとき、それが1,000ドル分の取引なのか1万ドル分なのかは、口座の仕様を見るまで分かりません。ロット数を小数で入れる取引画面もあるので、口座を移ったときは最初に確認しておきたいところです。

なのでこの記事では、数量を通貨量で書きます。SNSで3ロットで入ったという話を見かけても、その人の口座の1ロットが分からなければ金額の見当はつきません。自分の取引メモも通貨量で残しておくと、あとで見返したときに迷いません。

1,000通貨と1万通貨で必要な資金

必要証拠金は、為替レート×通貨量÷レバレッジで計算します。国内の個人口座はレバレッジの上限が25倍と決まっているので、ドル円155円で計算すると、1,000通貨は15万5,000円分の取引で必要証拠金は6,200円。1万通貨は155万円分の取引で、6万2,000円です。

損益の動き方も10倍違います。ドル円が10銭動くと、1,000通貨なら100円、1万通貨なら1,000円。1円動けば1,000円と1万円です。100円の上下なら画面を見ていても平気ですが、1万通貨で同じ場面を迎えると、決済ボタンの前で手が止まる人は多いと思います。

口座に10万円入れて1万通貨を持った場合を考えます。証拠金維持率は10万円÷6万2,000円で161%ほど。逆方向に動いて維持率が100%まで下がるのは、スプレッドを無視してざっくり4円弱の逆行です。4円は遠く見えますが、2022年10月21日の夜、ドル円は151円台後半から146円台前半まで5円以上下げました。財務省はのちに、この時期に円買い介入をしていたことを公表しています。ロスカットになる水準は会社ごとに違うので、自分の口座の基準は公式サイトで確かめてください。

損切りの幅から通貨量を逆算する

証拠金が足りるかどうかで数量を決めると、10万円の口座なら計算上は1万6,000通貨まで建てられます。ただしそのときの維持率はほぼ100%で、建てた瞬間からロスカットの手前にいることになります。

私が勧めたいのは、順番を逆にするやり方です。先にチャートで損切りの位置を決め、1回で失ってもいい金額を決める。通貨量はそこから割り算で出てきます。式は、失ってもいい金額÷損切りまでの値幅(円)。この割り算は夜中だと桁をよく間違えるので、私は電卓アプリで二度打ちしています。

10万円の口座で、1回の損失を2,000円(口座の2%)までと決めたとします。損切りまで20銭なら、2,000円÷0.20円で1万通貨。チャートの節目が遠くて50銭離れているなら、2,000円÷0.50円で4,000通貨です。毎回同じ1万通貨で入っていると、損切りが遠い日ほど1回の負けが大きくなります。ポンドドルのようなドルストレートは1pipsの円換算が変わるので、そこだけ一手間かかります。

4,000通貨のような半端な数量で注文できるかどうかは、口座の最小取引単位しだいです。1万通貨単位の会社だと、4,000通貨は選べないので、見送るか1万通貨で入るかの二択になります。各社の取引単位は口座比較のページに並べてあるので、これから口座を選ぶなら見ておくと役に立つはずです。証拠金は最後に、足りているかを確かめる程度で足ります。

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ヨル教授メモ: 数量を決める順番は、損切りの位置、失ってもいい金額、通貨量、最後に証拠金。証拠金から考え始めると、足りるうちは建ててしまいます。私が指標発表の前にポジションを軽くするのも同じ理屈で、損切りまでの値幅が読めない場面では、通貨量を落とすくらいしか打てる手がないからです。
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FXは証拠金取引のため、相場の変動により預けた証拠金を上回る損失が出ることがあります。各社のリスク説明を確認のうえ、ご自身の判断でお申し込みください。

タグ: ロット資金管理初心者
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