証拠金維持率の計算方法とは。ロスカットまでの余裕を数字で見る
- 証拠金維持率(%)は「有効証拠金÷必要証拠金×100」で計算できる。有効証拠金は口座残高+含み損益
- レバレッジ25倍・ドル円150円・1万通貨なら必要証拠金は6万円。有効証拠金15万円なら維持率は250%
- ロスカット水準は会社ごとに違う(50%・80%・100%など)。自分の口座がどこを基準にしているか公式サイトで確認しておきたい
証拠金維持率という言葉は耳にするけれど、自分の口座で今いくつなのかを即答できる人は少ない気がします。式自体は割り算ひとつなので、今日はロスカットまでの余裕を数字で確認するやり方を整理しておきます。
計算式は割り算ひとつ
証拠金維持率(%)は、有効証拠金を必要証拠金で割って100を掛けるだけで出ます。有効証拠金は口座残高に含み損益を足したもの、必要証拠金はポジションを持つのに最低限必要な金額です。式だけ見ると味気ないですが、中身は「今持っている体力」を「今背負っている重さ」で割っている、それだけの話です。
たとえばレバレッジ25倍でドル円を1万通貨(150円換算で150万円相当)持つとすると、必要証拠金は150万円÷25で6万円になります。ここで口座の有効証拠金が15万円だとすると、証拠金維持率は15万円÷6万円×100で250%です。数字が大きいほど余裕がある、とだけ覚えておけば普段は十分だと思います。
有効証拠金のほうは含み損益を含むので、ポジションを持っている間はティックが動くたびに揺れています。ドル円が10銭動いただけでも1万通貨なら1,000円の含み損益が動く計算になり、維持率もその分だけ上下します。じっと見ていると数字が落ち着かなくて、正直あまり気分のいいものではありません。
ロスカットまでの距離
維持率が下がっていく先にあるのがロスカットです。ただし発動する水準は会社によってばらつきがあります。100%を切ったら、というところもあれば、50%や80%を基準にしているところもあり、ここは各社公式サイトで確認するのが一番確実です。国内FXの場合、ロスカットで損失が確定してもなお足りない分が出ると、追証(追加証拠金)を求められることもあります。維持率が下がってくると先にアラートを出してくれる会社もあれば、静かに執行してくる会社もあるので、自分の口座がどちらのタイプか把握しておいて損はありません。
この基準、口座を開くときはスプレッドとレバレッジばかり見てしまって、素通りしやすい項目だと思います。私も駆け出しの頃はそうでした。口座比較のページにロスカット水準もまとめてあるので、開いたついでに見ておくと安心です。
維持率を落とさない工夫
私自身は指標発表の10分前あたりでポジションを軽くする習慣があります。ロット数を上げるほど必要証拠金も比例して増えるので、維持率に余裕を持たせたいなら、一番手っ取り早いのはロットを上げすぎないことだったりします。地味ですが、これが効きます。
地政学的なニュースが多い週は、持ち越すロットを普段の半分以下に減らすようにしています。週末は市場が閉まっている間にニュースだけが動くので、月曜の窓開けで維持率が想定より下がっていることがあるからです。300%を割り込むと身構えるトレーダーが多いようですが、これは目安であって正解の数字ではありません。自分にとっての「落ち着かない数字」がどのあたりか、一度確かめておくといいと思います。
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FXは証拠金取引のため、相場の変動により預けた証拠金を上回る損失が出ることがあります。各社のリスク説明を確認のうえ、ご自身の判断でお申し込みください。