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テクニカル入門

FXのpipsとは。ドル円とポンドドルで1pipsの価値が違う理由

この記事のポイント
  • 円が絡む通貨ペアは1pips=0.01円(1銭)。ポンドドルなどのドルストレートは1pips=0.0001ドル
  • 1万通貨の1pipsは、ドル円なら100円で動かない。ポンドドルは1ドルなので、ドル円が154円なら約154円になる
  • 損益はペアの右側の通貨で出る。同じ20pipsでも、どのペアか、ドル円がいくらかで円の金額が変わる

「20pips取れた」「損切りは15pips」。FXの話では、pipsという単位がよく出てきます。円の通貨ペアなら1pipsは1銭なので、ここまではすんなり入ってくる。ところがポンドドルのようなドルストレートに移ると、同じ1pipsでも円に直した金額が変わります。今日はその理由を、計算を1つずつ追いながら整理します。

1pipsの大きさ

pipsは値動きの幅を数える単位で、通貨ペアごとに大きさが決まっています。ドル円やポンド円のように円が絡むペアは0.01円、つまり1銭が1pips。ポンドドルやユーロドルのようなドルストレートは0.0001ドルが1pipsです。ドル円が154.00円から154.20円に動いたら20pips、ポンドドルが1.3500から1.3520に動いても、同じく20pipsと数えます。

桁で覚えると早いです。円のペアは小数点第2位、ドルストレートは第4位が1pipsの位。レート画面ではその下の1桁まで出ていることが多く、154.025の最後の5は0.5pipsにあたります。ちなみにpipsはもともとpipの複数形なので、1pipと書くのが正しいという指摘もあります。国内では1pipsで通じてしまうので、この記事もそれに合わせました。

SNSで今日は50pips取れたという投稿を見かけても、ペアと通貨量が分からないと金額までは分かりません。1,000通貨のドル円なら500円、1万通貨のポンドドルなら約7,700円(ドル円154円のとき。理由は次で説明します)。pipsは値幅を比べる単位としては便利ですが、財布の中身とは別に考えたほうが混乱しません。

ポンドドルの1pipsを円に直す

1万通貨で比べます。ドル円の1pipsは、0.01円×1万通貨で100円。ドル円が140円でも160円でも、この100円は変わりません。

ポンドドルは、0.0001ドル×1万通貨で1ドルです。損益はドル建てで出るので、円の口座に反映されるときはその時点のドル円レートで換算されます。ドル円が154円なら1pipsは約154円、140円まで下がっていれば約140円。同じ20pipsの値動きでも、ドル円なら2,000円、ポンドドルなら約3,080円(ドル円154円で計算)になります。

理由を一言にすると、損益はペアの右側の通貨(決済通貨)で出る、ということです。ドル円の右側は円なので換算がいらない。ポンドドルやユーロドルは右側がドルなので、ドル円のレートを1回かけます。ユーロポンドなら右側はポンドなので、ポンド円のレートで換算します。駆け出しの頃、デモ口座でポンドドルの損益の数字を初めて見たときは、思ったより大きくて首をかしげました。

損切りの幅をpips数で決めている人は、ペアを変えたときに金額も変わる点に注意がいります。1万通貨で15pipsの逆指値を置くと、ドル円なら1,500円、ポンドドルなら約2,310円。ポンドドルはドル円より1日の値幅が大きくなりやすいペアでもあるので、1回の損失を同じ金額に収めたいなら、pips数はそのままで通貨量を減らすのが素直な調整だと思います。

スプレッドの銭とpips

国内のFX会社の多くは、円のペアのスプレッドを銭で、ドルストレートをpipsで表示しています。円のペアでは1銭が1pipsなので、ドル円0.2銭は0.2pipsと同じ意味です。気をつけたいのはペアをまたいで比べるときで、たとえばドル円0.2銭とユーロドル0.3pipsが並んでいたら、ユーロドルが少し高いくらいに見えます。1万通貨あたりの円に直すと、ドル円0.2銭は20円。ユーロドル0.3pipsは0.3ドルで、ドル円154円なら約46円です。倍を超えるので、少しの差ではありません。各社のスプレッドは口座比較のページに表でまとめていますが、条件は変わることがあるので、申し込む前に各社公式サイトで最新の値を確認してください。

ヨル教授メモ: 自動売買(EA)の設定やトレーリングストップの幅は、pipsではなくpointという単位で入れることがあります。小数点以下3桁(円のペア)や5桁で表示する口座では、1pointが0.1pips。20pipsのつもりで20と入れると2pipsになります。私はエントリーと同時に逆指値を入れる派ですが、単位の欄だけは毎回見直しています。
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FXは証拠金取引のため、相場の変動により預けた証拠金を上回る損失が出ることがあります。各社のリスク説明を確認のうえ、ご自身の判断でお申し込みください。

タグ: pips初心者ポンドドル
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