152円88銭から155円まで、6日でした。ベッセント発言に乗った円買いは、先に降りたようです
- 12時のドル円は154円79銭で、NY終値から44銭高。午前の高値154円89銭は、昨夜の155円00銭まであと11銭でした
- 同じ時間のユーロ円は38銭高、ユーロドルは9ポイント安。ザイFX!は米10年債利回りの5%台乗せを理由に挙げていますが、ユーロで割ると44銭の4分の3ほどは円が売られた分です
- ベッセント長官の胴元発言が報じられた8日に152円88銭まで下げたドル円は、14日に155円00銭。6日で2円12銭戻しています
155円00銭は、昨夜の23時前に一度だけ見えた数字です。NYの引けでは154円26銭まで下がっていたので、夜が明けた時点では、天井をつけて折り返した形に見えていました。それが東京の昼には154円89銭。こちらが朝の見立てをまとめる前に、相場のほうが先に戻ってきています。
NYの引けまで
財経新聞のNY概況によると、夜の上げは、サウジアラビアが予防的に主要パイプラインを止めたことによる原油高と、9月FOMCでの利上げを織り込む長期金利の上昇が重なったドル買いでした。昨夜の記事ではホルムズ海峡の協議延期を挙げた共同通信を引きましたが、財経新聞は理由をパイプラインのほうに置いています。同じ1円の上げに、媒体ごとに別の名前がつく夜でした。
折り返しのきっかけとして財経新聞が挙げているのは、トランプ大統領がSNSで、米イランの軍事紛争は長引かないと書いたことです。原油が伸び悩み、長期金利も下がって、ドル買いが引いた。ユーロドルはNYで1.1523ドルから1.1563ドルまで戻しているので、155円からの下げはドルが売られた分と見ていいと思います。
東京の午前は円安
今朝の東京は、午前のうちに154円21銭から154円89銭まで上げました。ザイFX!の12時の概況は、時間外で米10年債利回りが5%台に乗せたことを支えに挙げています。ただ、同じ12時のユーロドルはNY終値から9ポイント安で、ドル高が主役ならユーロももう少し下げていていいはずです。ユーロ円は38銭高。44銭をユーロで割り振ると、4分の3ほどが円安の分になります。金曜に利上げが見込まれている通貨が、その週の火曜に売られている。私はここに引っかかっています。
8日の円買いの行き先
日経は今朝7時37分の記事で、ベッセント長官の円安けん制に乗って円を買い進めていた投機筋が、155円に近づく過程で手を引いたと書いています。長官は8日、円売りを仕掛ける側に向けて「今や私が胴元だ」と語ったとブルームバーグが報じ、ドル円はその日に152円88銭まで下げました(9日の記事で追った数字です)。そこで積まれた円買いが、6日で2円12銭の戻りのなかでほどけていった、という読みです。
今朝の円安がその続きなのか、金曜の日銀を前にした持ち高の整理なのかは、正直分かりません。財経新聞が今朝まとめた市場の見方は、155円が当面の上値の目安で、152円を割り込めば150円も視野、というものでした。上は昨夜の高値、下は8日の安値の少し下。この3円の幅のなかでFOMCと日銀を迎えることになりそうです。
FOMCの結果は木曜の午前3時です。ザイFX!の今朝の記事は、短期金融市場が利上げを9割近く織り込んでいると書いていました。その前に、今日は15時に英国の失業率(前回4.3%)、18時にドイツZEW景況感(予想40.0)、21時30分に米NY連銀製造業景気指数(予想15.0、前回20.6)があります。深夜2時には米20年債の入札もあって、日本の20年債入札と同じ日です。カレンダーを直していて気づきました。
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- 円相場一時155円、逃げ足速かった「ベッセント氏便乗トレード」日本経済新聞
- 9月14日のNY為替概況財経新聞
- 今日の為替市場ポイント:155円が当面の上値の目処、152円を割り込めば150円も視野財経新聞
- 東京外国為替市場概況・12時 ドル円 しっかりザイFX!(ダイヤモンド・ザイ)
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