FXのスプレッドとは。見方と、0.2銭と1.0銭で年間いくら差が出るか
- スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差。円の通貨ペアは小数点第3位が0.1銭の位で、147.200と147.202なら0.2銭
- 1万通貨なら1銭は100円。1日2回、年480回取引すると、0.2銭と1.0銭の差は年38,400円
- 公表値の多くは原則固定で例外あり。早朝や指標発表の前後は広がるので、時間帯も一緒に確認したい
スプレッドは、FXで取引のたびに払っているコストです。取引手数料無料をうたう会社でも、買値と売値の差の分はきっちり負担しています。ただ、0.2銭と言われても金額の感覚はつかみにくい。今日はレート画面での見方を確認してから、0.2銭と1.0銭の差が1年でいくらになるかを電卓で出してみます。
レート画面での見方
FXの注文画面には、売値(Bid)と買値(Ask)の2つの数字が並んでいます。たとえばドル円が売147.200、買147.202と出ていたら、差の0.002円がスプレッドです。円が絡む通貨ペアは小数点第3位が0.1銭の位なので、0.002円は0.2銭と読みます。ユーロドルのようなドルストレートは桁の数え方が違うので、今回は円の通貨ペアに絞ります。
買った直後に決済すると、買値で買って売値で売ることになるので、スプレッドの分だけ損が出ます。エントリーした瞬間に含み損から始まるのはこのためで、注文の不具合ではありません。駆け出しの頃の私は、滑ったのかと思って画面を二度見しました。
0.2銭と1.0銭の年間差
0.2銭は国内大手がドル円で掲げていることの多い数字で、1.0銭はポンド円などのクロス円でよく見かける水準です(具体的な値と条件は各社公式サイトで確認してください)。1銭は0.01円なので、1万通貨で取引すると1銭の差は100円になります。スプレッド0.2銭なら1回の取引(新規と決済の往復)で20円、1.0銭なら100円。1回あたりの差は80円です。
これを1日2回、月20日取引する人に当てはめると年480回。0.2銭なら20円×480回で9,600円、1.0銭なら100円×480回で48,000円かかり、差は38,400円になります。取引量が1,000通貨なら全部10分の1で、差は3,840円。1日5回、年240日(1,200回)を1万通貨で回すデイトレーダーだと、差は96,000円まで開きます。ここまで電卓を叩いていたら、コーヒーが冷めていました。
回数とは別に、狙う値幅との比率で考えると感覚がつかみやすくなります。5銭を取りにいく取引で1.0銭のスプレッドを払うと、利幅の2割がコストで消えます。同じ5銭狙いでも0.2銭なら4%。30銭や50銭を狙うスタイルなら、1.0銭でも比率は2〜3%程度に収まります。短い値幅を何度も取りにいく人ほど、スプレッドの差が成績にそのまま出ると考えておいたほうがいいと思います。
年38,400円を大きいと見るかは人それぞれですが、私はデイトレをする人なら無視できない金額だと思っています。反対に、月に数回しか取引しない人なら差は年に数百円から数千円です。その場合は0.1銭の違いより、アプリの使いやすさや最低取引単位のほうが効いてきます。
原則固定の例外
各社が公式サイトに載せているスプレッドの多くは原則固定で、例外ありという但し書きがついています。固定されるのは会社ごとに決めたコアタイム(国内ではおおむね朝9時から翌3時)で、それ以外の時間や指標発表の前後は広がることがあります。私が見た範囲では、日本時間の早朝、NY市場が閉まる前後はドル円でも数銭まで広がる場面が珍しくありません。国内大手のドル円は0.2銭前後でほぼ横並びなので、会社選びの段階では、コアタイムがいつまでか、指標のときにどのくらい広がるかを見たほうが差がつくと思います。各社の数字は口座比較のページに表でまとめました。申し込む前に、各社公式サイトで最新の値を確かめてください。
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選定は単価ではなく評判(満足度・処分歴・障害歴)で決めています → 口座比較
FXは証拠金取引のため、相場の変動により預けた証拠金を上回る損失が出ることがあります。各社のリスク説明を確認のうえ、ご自身の判断でお申し込みください。
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