一目均衡表は雲だけ出せばいい。抜けたか抜けていないか、まずはそれで足ります
- 雲は先行スパン1と2に挟まれた帯。26本ぶん先にずらして描かれるので、ローソク足のない右端にも伸びている
- 見るのはレートが雲の上か下か、そして雲を抜けたかどうか。それだけでも方向の目安になる
- 薄い雲は抜けやすく、厚い雲は止まりやすいと言われる。ただし指標で飛ぶ日は厚さと関係なく突き抜ける
昨日の週末まとめで、ポンド円が一目均衡表の雲の上限を抜けたという外為どっとコムの見方を引きました。書いたあとで、雲そのものを説明していないことに気づきまして。指標の出ない土曜のうちに、その分を返しておきます。
雲の正体
一目均衡表は転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本でできています。このうち先行スパン1と2に挟まれた部分を塗りつぶしたものが雲です。日本で考案された指標で、海外のチャートツールにもIchimokuの名前でそのまま入っています。
先行スパン1は転換線と基準線の平均、先行スパン2は過去52本の高値と安値の真ん中。どちらも26本ぶん先にずらして描かれます。だからチャートの右端、まだローソク足が来ていない場所に雲だけが伸びている。あの先っぽが未来を当てているわけではありません。26本前の計算結果が、今そこに表示されているだけです。
上か下か
私が雲に求めているのはそこだけです。レートが雲の上なら買い方が優勢、下なら売り方が優勢、中に入ったら方向が定まっていないので手を出さない。5本とも表示して転換線と基準線のクロスまで追いかけていた時期もありましたが、見る線が増えるほど迷いも増えました。今は雲以外を消しています。
厚みと、効かないとき
雲には厚い場所と薄い場所があります。過去に値が荒れたところは厚く、静かだったところは薄くなる。薄いところは抜けやすく、厚いところは跳ね返されやすいと言われます。ポンド円が216円台まで戻したときに雲の上限が話題になったのも、そこが節目として見られていたからでしょう。
ただ、跳ね返される保証はどこにもありません。指標や要人発言で一気に飛ぶ日は、雲の厚さと関係なく突き抜けます。来週は26日に7月分の米PCEデフレータ、28日の夜にはジャクソンホールでウォーシュ議長の講演が控えています。こういう週に雲を根拠にして逆張りするのは、私はやりません。
ついでに白状しておくと、なぜ26という数字なのかは私もよく分かっていません。昔の取引が週6日立会いで1か月がおよそ26営業日だったから、という説明をどこかで読んだ記憶はあるのですが、出典を確かめられていない。分からないまま便利に使っています。
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