ドル円は1週間で3円20銭高。半分がドル高、残りの半分が円安でした
- ドル円は+2.08%。同じ5日間でユーロ円は+1.14%、ポンド円は+1.12%、ユーロドルは-0.91%、ポンドドルは-0.95%でした。ドル高と円安がほぼ同じ幅で重なっています
- 金曜は日銀の利上げのあと158円05銭まで上げ、ニューヨーク時間に日銀のレートチェック報道が出て156円60銭付近まで押し戻されました
- 日本は5連休で、東京市場が次に開くのは24日(木)。158円台の200日線と介入警戒にはさまれたまま週を越します
先週土曜の振り返りは、ドルの材料ばかり書いたのに動いたのは円だった、という話でした。今週は米10年債の5%乗せ、FOMCの利上げ、日銀の利上げと、日米の金利の話が交互に来ています。週の終値を並べると、数字の形も先週とは違っていました。
5つのペアの騰落
月曜朝と金曜のニューヨーククローズを比べます。ドル円は153円68銭から156円88銭で+2.08%。ユーロ円は178円13銭から180円16銭で+1.14%、ポンド円は207円82銭から210円14銭で+1.12%です。ドルストレートは、ユーロドルが1.1594ドルから1.1489ドル、ポンドドルが1.3523ドルから1.3394ドルと、どちらも1%弱下げました。
円はユーロにもポンドにも1.1%ほど売られ、ドルはユーロにもポンドにも1%ほど買われた。ドル円の2%は、この二つを足した数字です。先週はドルストレートがほぼ横ばいで、円だけが動いていました。今週は両側から押されたぶん、値幅も3円を超えたと私は見ています。
ドル高のほうは水曜に偏っています。ポンドドルはこの1日で1.348ドルから1.338ドルへ、ユーロドルも1.154ドルから1.147ドルへ下げました。米10年債が5%に乗った日です。木曜のBOEは3.75%で据え置き、JETROによれば9人中3人が利上げを主張していたそうですが、ポンドドルはそのあともほとんど戻っていません。
金曜の158円05銭から156円60銭まで
日銀の利上げは正午すぎに伝わり、7対2という票数を受けて、ドル円は156円台前半から上げていきました。ザイFX!の概況では、欧州時間の序盤に158円05銭の週高値。その少し上、158円42銭に200日移動平均線があり、ここには届いていません。ニューヨーク時間に入ると、日銀がレートチェックを実施したとの報道が出て、ドル円は日本時間4時30分前に156円60銭付近まで下げました。同じ記事は、連休中の薄い商いを狙った介入への警戒が急に強まった、という市場の声を載せています。米国の鉱工業生産と景気先行指数も予想を下回りましたが、こちらへの反応は限られていたようです。
連休明けまでの見方
東京は月曜から水曜まで休みです。外為どっとコムの佐々木融氏は、158円台半ばの200日線を上抜ければ160円方向が意識されやすくなると書き、上下を繰り返しながら160円へ戻る見通しを出しています。
気になるのは、上の節目と介入警戒が同じ場所にあることです。158円台に近づくほど、金曜の急落を覚えている売り手が出てきやすい。ただ、今週の上げの半分はドル高でした。米国の金利が下がらないうちは、円を買い戻しても押し戻せる幅には限りがあります。どちらに抜けるのかは、正直まだ分かりません。
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