FOMCは約3年ぶりの利上げ。昨日とは逆で、今度はユーロ円がほとんど動いていません
- FOMCは0.25%の利上げで誘導目標3.75〜4.00%。全会一致、ドットの年末中央値は4.1%に上方修正
- 発表後にユーロドルは1.1537から1.1464へ、ポンドドルも70ポイントほど下落。ユーロ円は178円90銭前後で横ばい
- 日銀の結果は明日18日。今夜20時にはBOEも控えています
日本時間の午前3時、FOMCの結果が出ました。0.25%の利上げで、FFレートの誘導目標は3.75〜4.00%。OANDA証券の速報によると12対0の全会一致で、利上げは約3年ぶりです。ドル円は発表直前の155円10銭前後から一気に上がり、156円42銭まで付けました。10時の時点では156円14銭。昨日の記事では円が一方的に売られた形だと書きましたが、今日の値動きは昨日と中身が違って見えます。
ウォーシュ議長の言い方
外為どっとコムの総括記事は、今回の決定を予想外のタカ派利上げと呼んでいます。声明からは供給ショックという留保の言葉が消え、ドットでは18人中16人が年内にあと少なくとも1回の利上げを見込んだそうです。年末の中央値は4.1%で、6月の3.8%から上がりました。
会見でウォーシュ議長は、インフレが高すぎる状態が長く続きすぎたという趣旨の発言をしています。次も上げる、と市場に受け取られても否定しない言い方でした。米10年債は一時5.02%台。一昨日に5%を超え、昨日いったん割り込み、また戻ってきた格好です。
今回はドルが買われています
昨日はユーロドルがほとんど動かず、円だけが売られていました。今日は反対です。発表前の2時台に1.1537だったユーロドルは、10時に1.1464。ポンドドルも1.3444から1.3373まで下げました。一方でユーロ円は2時台が178円89銭、10時が178円95銭で、ほぼ動いていません。ドルがどの通貨に対しても買われた日の形で、円安と呼ぶより米利上げでドルが上がった、と見るほうが実態に近いと思います。
13日に置いた組み合わせと、明日の日銀
13日の週間展望で、私はFRBと日銀の組み合わせを三つ置きました。そのうちFRB側は、利上げという一番ドル高寄りの形で決まりました。残るのは日銀です。日経は11日に1.0%から1.25%への利上げを見込む記事を出しており、外為どっとコムは植田総裁が次の利上げに前向きな姿勢を示せなければ円安の流れが戻るリスクがある、と書いています。
日銀が0.25%上げても、今回のFRBと同じ幅です。金利差が縮まる話にはなりません。明日の昼は、利上げの有無より総裁会見の言葉で振れると見ています。ただ、156円台の上でどれくらい円買いの注文が待っているのか、私には読み切れていません。
ポンドは今夜20時にBOEの発表があります。据え置き予想が多いようですが、ポンドドルはすでにドル高で70ポイント下げた後です。
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