ドルの材料ばかり書いた一週間でした。並べ直すと、2円67銭動いたのは円のほうです
- ドル円は先週末の156円22銭から153円55銭へ、2円67銭安。ユーロ円は3円32銭、ポンド円は3円53銭下げていて、率にするとどれも1.7%から1.8%です
- ユーロドルは1.1621ドルから1.1602ドル、ポンドドルは1.3517ドルから1.3529ドル。ドルはほとんど動いておらず、今週値段を動かしたのは円の側でした
- 週の値幅3円40銭は、月曜の朝から火曜の昼までの一日半で出ています。そのあとは154円40銭から70銭のあたりで4回押し戻され、金曜のCPIのあとも154円48銭で止まりました
今週このサイトに出した相場の記事は9本あります。そのうち4本は、米国債、米PPI、米CPIと、ドルの側の材料を軸に書きました。土曜になって5日ぶんの終値を表にしてみたら、軸がずれていたことに気づきます。コーヒーを二杯目にしてから見直しても、表の数字は変わりませんでした。
ユーロドルは19ポイント
先週末と今週末の終値を並べます。ドル円は156円22銭から153円55銭で2円67銭安。ユーロ円は181円46銭から178円14銭で3円32銭安、ポンド円は211円30銭から207円77銭で3円53銭安でした。一方、ユーロドルは1.1621ドルから1.1602ドルへ19ポイント下げ、ポンドドルは1.3517ドルから1.3529ドルへ12ポイント上げています。ドルはユーロに少し買われ、ポンドに少し売られただけ。円はどの通貨に対しても同じくらい買われていました。
8月最終週は、ちょうどこの逆です。ユーロドルとポンドドルがそろって88ポイント下げたのに、ポンド円は216円55銭から216円55銭で、円は一歩も動いていませんでした。二週間あけて、動く側と止まる側が入れ替わった形です。
一日半と、そのあとの三日
週の高値は月曜朝の156円28銭、安値は火曜11時20分の152円88銭です。3円40銭の値幅を、ドル円は一日半で使い切りました。月曜17時からの25分で1円25銭落ちたのも、この中に入ります。火曜の昼から金曜の引けまでは152円93銭から154円67銭のあいだにいて、上は4回押し戻されました。火曜20時の154円42銭は日銀の利上げ報道のあと、木曜21時台の154円67銭は米PPIのあと、金曜朝の154円62銭をはさんで、金曜21時台の154円48銭がCPIのあとです。ドルの材料は、下げを止めて戻すところまでは効いていました。155円まで押し返す力はなかった、と私は見ています。
金曜の夜と、来週の二つの会合
金曜21時30分の米8月CPIは、コアの前月比が+0.3%で予想の+0.2%を上回りました。みんかぶによると、短期金利市場での9月利上げの見込みは70%前後から一時90%台に上がり、その後86%まで戻したそうです。ドル円は154円48銭まで上げてから153円24銭まで落ちました。23時のミシガン大消費者信頼感指数は47.8で、予想の51.0を下回っています。財経新聞は5月以来の低さと書いていました。1年先の期待インフレは4.6%に上がっていて、景気の見込みは冷え、物価の見込みは熱い。ドルにとってはどちらにも取れる数字で、そのあとは153円24銭から153円61銭の狭いところを行き来したまま、ニューヨークは153円50銭台で引けています。
来週は17日の午前3時にFOMCの結果、18日に日銀の結果が出ます。外為どっとコムの週間展望は、日銀の利上げ幅を0.25%と0.50%の二通りで見ていて、0.50%なら急な円買いがありうると書いていました。予想レンジは152円から157円50銭です。今週の円買いが日銀の会合を先回りしたものなのか、私にはまだ切り分けがつきません。細かい日程は明日の朝に並べます。
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