コアCPIは予想を上回ったのに、ドル円は153円23銭まで下げています
- 米8月CPIはコアの前月比が+0.3%で、予想の+0.2%を上回りました。総合の前月比+0.4%と前年比+3.4%は予想どおり。ドル円は発表直後に154円48銭まで上げています
- その後は原油の100ドル割れでドルが売り戻され、来週の日銀会合をにらんだ円買いも重なって22時に153円23銭。朝の記事の「コアが+0.3%以上なら155円台」は外れました
21時30分に出た米8月CPIは、コアの前月比が+0.3%でした。朝の記事で私は、コアが+0.3%以上なら155円台を試すと書いています。ドル円はいま153円45銭。見立ては外れました。
発表から15分
財経新聞によると、総合は前月比+0.4%、前年比+3.4%でどちらも予想どおり。コアの前年比も+2.4%で予想どおりで、前月比だけが+0.3%と予想の+0.2%を上回りました。ドル円は発表直後に154円48銭まで上げています。ここまでは朝に書いた筋書きのとおりです。
崩れたのはそのあとでした。OANDA証券の速報は、発表の15分後には153円台半ばまで押し戻されたと書いています。私が見ていた5分足では、22時の足で153円23銭。上げた46銭の2倍以上を下げたことになり、昨夜のPPIのときの戻り(80銭ほど)より深い下げでした。
ドルの戻りと円買い
まずドルの側から。財経新聞は、利上げを織り込むドル買いが加速したあと原油安で売られた、と説明しています。朝は102ドル台だったWTIが、私の画面では22時過ぎに98ドル80セント前後まで下がっていました。米10年債利回りも21時30分の4.95%台から、22時には4.90%台へ。原油高を理由に積み上がっていた利上げ観測が少ししぼんだ、と読むのが自然だと思います。
ただ、それだけならドル円の下げはもっと浅かったはずです。ユーロドルは21時30分に1.1574ドルまで下げたあと、23時過ぎには1.1617ドルと朝の水準に戻っただけでした。一方でユーロ円は178円76銭から177円88銭まで下げています。ざっと計算すると、ドル円の下げの6割くらいは円が買われた分です。
OANDA証券は円買いの理由として、来週17〜18日の日銀会合での利上げをほぼ織り込んだ円買い圧力を挙げていました。ブルームバーグは8月下旬の時点で、市場の織り込みを約8割と書いています。21時30分以降に日本の当局者から新しい発言が出た形跡は、私が探した範囲では見当たりません。朝の記事で私はFOMCのことばかり書いていて、同じ週に日銀会合があることを勘定に入れていませんでした。
来週の17日
来週は17日未明にFOMCの結果が出て、同じ17日にBOE、17〜18日に日銀と続きます。財経新聞によると、CPIのあとFOMCでの利上げはほぼ9割織り込まれたそうです。日米がそろって利上げしそうな週に、どちらの利上げがどれだけ値段に入っているか。今夜はそこを読み違えました。週末のうちに、カレンダーの17日の欄を書き直しておきます。
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