原油100ドル超えの朝、今夜の米CPIはコアの+0.2%を見ています
- NY原油(WTI)は102ドル48セントで引けて8営業日続伸。米10年債利回りも4.9%台まで上がり、ドル円は東京の午前を154円台前半から半ばで過ごしています
- 今夜の米8月CPIは総合が前月比+0.4%、コアが+0.2%の予想(ザイFX!)。来週17日未明のFOMCを前に、利上げ観測をどこまで押し上げるかが焦点です
102ドル48セント。昨夜のNY原油の終値です。ドル円は昨夜154円67銭まで上げて押し戻され、今朝は154円30銭を挟んで行ったり来たりしています。東京の午前に新しい材料は見当たらず、市場全体が今夜の21時30分を待っている朝でした。
原油と米10年債
時事通信によると、WTIは前日比6ドル43セント高と大きく上げました。トランプ大統領がイランへの軍事作戦を終えるのは11月の中間選挙のあとだと示唆し、早く落ち着くという期待がしぼんだ。そこへイエメンのフーシ派がバベルマンデブ海峡への支配を強めているという報道が重なった、という流れのようです。私が見た範囲では米10年債利回りは4.94%前後。ドルが買われやすい地合いは、昨夜のうちに出来上がっています。原油の数字を追っていたら、コーヒー豆の値段まで少し心配になりました。
総合+0.4%とコア+0.2%
ザイFX!に載っていた今夜の予想は、総合が前月比+0.4%(前回+0.1%)、前年比は+3.4%で横ばい。エネルギーと食品を除いたコアは前月比+0.2%、前年比は+2.4%で、前回の+2.5%から下がる見込みです。
総合の前月比は前回の4倍に跳ねる予想なのに、コアはおとなしい。原油高がガソリン代を通じて総合だけを押し上げている、と読むのが素直だと思います。利上げでガソリン代を下げられるわけではないので、FRBが重く見るのはコアのほうだろうと私は見ています。
外為どっとコムは、来週のFOMCでの利上げを市場が7割超織り込んでいると書いていました。7割がすでに値段に入っているなら、総合が予想どおり+0.4%でも驚きは小さいはずです。昨夜のPPIも、前年比は予想より強かったのにコアの前月比が予想を下回り、ドル円は154円67銭から80銭ほど押し戻されました。今夜も同じ形になるかどうかは、正直分かりません。
発表後の3通り
外為どっとコムの記事は155円を目指す可能性に触れていました。155円に届くかどうかは、総合よりコアの数字次第だと見ています。
15時のポンド
ポンドドルは今朝1.35ドル台前半で静かです。その前に15時の英7月月次GDPがあり、ザイFX!の予想は前月比±0.0%、前回は+0.3%でした。17日にはBOE(英中銀)の会合も控えているので、下振れればポンドは売られやすいと見ています。CPIまでの時間つぶしと呼ぶには、ポンドドルを触る人には気の抜けない一本です。
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