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経済ニュース

ECBが利上げした夜、21時半に買われたのはドルのほうだった

USD/JPY 9月10日 23時50分時点154.04+58銭 (153.28〜154.67)
この記事のポイント
  • ECBは中銀預金金利を0.25%引き上げて2.5%に。市場予想どおりで、日経によると6月以来2会合ぶりの利上げ
  • 21時半の米8月PPIは前年比+5.4%と予想(+5.3%)を上回り、ドル円は154円67銭まで上昇。ユーロドルは1.1592ドルまで売られました
  • その後ドル円は23時台に153円84銭まで反落。ユーロドルも1.16ドル台前半へ戻っていて、ドル買いが一服した形です

今朝の記事の最後に、ECB理事会と米PPIが控えているので方向が変わる余地はある、と書きました。結果から言うと、方向は変わっていません。ドル高のまま夜に入り、上に行きすぎた分が23時ごろに戻ってきた。今夜の私にはそう見えています。

利上げしたのにユーロ安

ECBは21時15分に利上げを発表しました。中銀預金金利は2.5%、政策金利は2.65%で、Myforexの速報では市場予想どおり。日経は、中東情勢の混乱で原油と天然ガスの値上がりが収まらず、インフレを抑える必要があると判断した、と書いています。

普通なら利上げはユーロの買い材料です。ところが財経新聞によると、ユーロドルは1.1627ドルから1.1592ドルまで下げました。予想どおりの利上げは値段に入っていて、15分後に出た米国の数字のほうに市場が飛びついた。順番で見るとそう読むのが素直だと思います。

米8月PPI

21時半の米8月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.4%、前年比+5.4%。前年比は予想の+5.3%を上回り、7月の+4.8%から加速しています。新規失業保険申請件数も低水準だったらしく、ドル円はここで154円67銭まで上がりました。財経新聞は7日ぶりの円安ドル高と書いています。朝に書いたドル全面高の流れが、夜の指標でもう一段続いた格好です。

154円67銭からの80銭

引っかかっているのはここからです。ドル円は23時台に153円84銭まで押し戻され、23時50分時点で154円04銭。ユーロドルも1.1629ドルまで戻しています。円に対してもユーロに対してもドルが売り戻されているので、今夜の反落は円買いより、PPIで入ったドル買いの巻き戻しと見ています。

反落の理由を名指しした報道は、私が探した範囲では見つかりませんでした。気になるのはPPIの中身です。燃料と食品を除いたコア指数は前月比+0.2%で、予想の+0.3%を下回っていました。見出しの数字ほど中身は強くなかったと、少し遅れて気づいた人がいたのかもしれません。ここは推測なので、明日の報道で確かめます。

ヨル教授メモ: 発表直後の高値を追いかけると、今夜のように80銭を往復で持っていかれることがあります。指標の10分前にポジションを軽くする癖は、こういう夜のためにあると思っています。3杯目のコーヒーを淹れたので、もう少し見ておきます。
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タグ: ドル円ECB米PPI
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