口先介入より効いたのは、米国債の買い戻し縮小でした
- 米財務省の長期国債買い戻しオペが最大60億ドルと市場予想を下回り、米国債が売られて10年債利回りが4.85%台まで急伸(2023年11月以来の水準)
- ドル円は152円93銭から153円80銭台まで反発。ユーロ・ポンドに対してもドルが買われており、円安というより米金利上昇によるドル全面高に近い動き
9月9日は、ベッセント財務長官の発言をきっかけに152円93銭まで売られていたドル円が、夜のうちに153円80銭台まで戻すという一日でした。財務長官の発言はきっかけにすぎず、あとを引き継いだのは米国債市場の需給だったように見えます。
米国債の買い戻し縮小という材料
財経新聞によると、米財務省が実施した長期国債の買い戻しオペは最大60億ドルにとどまり、市場が見込んでいた規模を下回ったそうです。これを嫌気する形で米国債が売られ、10年債利回りは4.85%台まで急上昇。2023年11月以来の高水準とのことでした。
利回りの急伸はドル買いの材料になりやすく、前日夕方まで152円台に沈んでいたドル円は、この動きに乗る形でNY時間に153円80銭台まで戻しています。財務長官の口先介入で開いた下げ幅を、金利差という別の理由が押し戻した格好です。今朝の東京時間は153円30銭台から153円70銭前後まで、じわり値を戻す展開になっています。
円安ではなく、ドル高
ここはユーロドルとポンドドルも見ておきたいところです。ユーロは1.1654ドルから1.1620ドルへ、ポンドも1.3566ドルから1.3535ドルへ、どちらもドルに対して下げていました。ドルは対円だけでなく対ユーロ・対ポンドでも買われているので、今回の値動きは円安ではなく米金利上昇によるドル全面高と見ておいたほうが実態に近い気がします。円だけを見ていると、原因を取り違えます。
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- 9月9日のNY為替概況財経新聞
- 【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年9月10日外為どっとコム マネ育チャンネル