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経済ニュース

日銀利上げ報道の30分後、ドル円はむしろ上がっていました

USD/JPY 9月8日 23時時点153.90-45銭 (152.88〜154.42)
この記事のポイント
  • 11時20分、ドル円は152円88銭。155円という節目を割り込み、2月17日以来およそ7カ月ぶりの安値でした
  • 19時39分、日銀が次回会合で政策金利を1.25%へ引き上げる方針という報道が流れましたが、円は買われず、20時10分に154円42銭まで戻しています

11時20分、ドル円は152円88銭をつけました。155円という節目を割り込んだことで、転換点を迎えたという声も出ていた水準です。ところが19時39分、日銀が今月の会合で政策金利を1.25%へ引き上げる方針だという報道が流れます。円高材料のはずでした。それなのに、ドル円は20時10分に154円42銭まで戻しています。

155円を割った朝

背景にあるのは、日銀の利上げペース加速観測と、ベセント米財務長官の円安是正圧力です。どちらも今週始まった話ではなく、8月末から続いている流れでした。155円という節目を下抜けたことで転換点だという見方が強まり、円安に張っていたポジションの巻き戻しが重なったようです。

みんかぶの記事によると、出来高は前日比で2割ほど減っていたものの、20日平均比では6割近く多かったとのこと。ロング比率は6割台という報道もあり、戻すための巻き戻し余地はもともと大きかったのだと思います。

報道の30分後

19時39分の共同通信の報道は、次回会合での利上げ方針というかなり具体的な内容でした。実現すれば6月以来3カ月ぶりの利上げです。それでも円は買われませんでした。20時10分の154円42銭は、この日の高値です。円高材料が出たタイミングと、値動きの向きが逆になった30分でした。

動いていたのは別の市場

午後の戻りについては、原油相場と米長期金利の上昇がドル買いを支えたという見立てを見かけました。裏の取れる数字までは追い切れていませんが、この日はドル円単体のニュースより、他の市場の動きの方が効いていた可能性があります。

日本の指標も出た日でした。4〜6月期のGDP改定値は上方修正、7月の国際収支も発表されています。ただOANDAのレポートには、ドル円はこの2つに目立った反応を示さなかったとありました。動いた理由と動かなかった理由が、同じ日にはっきり分かれた形です。

ヨル教授メモ: 円高材料が出た直後に円が売られる。こういう日は、ニュースの中身より値動きの方を先に見ておくに限ります。私も報道を読みながら、なぜ、と首をかしげていました。
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タグ: ドル円日銀米金利
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