155円を割ってから25分で1円25銭でした。今朝の私の見立ては外れています
- 17時00分の155円41銭から17時25分の154円16銭まで25分で1円25銭。安値は17時半の154円05銭で、金曜のニューヨーク終値156円22銭からは1円89銭安です。日足で見るかぎり154円台は2月23日以来になります
- ユーロ円は180円64銭から179円29銭、ポンド円は210円30銭から208円73銭。同じ時間に同じ形です。ところがユーロドルは1.1628ドルから1.1636ドルで動かず。今朝の記事と同じで、動いたのは円のほうでした
夜勤の入りにチャートを開いて、首をかしげました。今朝の記事で、値幅が50銭しかない日の動きで週の見立てを固めるなと書いたばかりです。その日の夕方に1円25銭動いています。書いた本人が言うのもなんですが、外れました。
155円を割ったところから速くなりました
午後3時で155円86銭、16時55分で155円54銭。ここまではじり安で、朝からの延長でした。速くなったのは17時です。17時00分の155円41銭から17時05分で154円84銭。5分足の一本で57銭落ちています。そこから刻むように売られて17時25分に154円16銭、17時半に安値の154円05銭。18時以降は154円30銭から154円75銭の狭い範囲に戻って、23時半すぎで154円33銭です。落ちるところまで落ちて、あとは動いていません。
何が起きたのかという話ですが、当日の新しいニュースを探しても出てきません。財経新聞は今日の東京時間を材料難と書いています。東京新聞は、海外市場の一部が休場で参加者が少ないなか円買いの方向感が出た、日米の金利差縮小が意識された、という整理でした。ZAIの東京為替概況も夕方にかけての急落と書くにとどまっています。値段の側から見ると、155円という水準を割ったあたりから加速しているのは確かです。5月以降このへんで何度も止まっていたので、そこに置かれていた逆指値が順番に付いたのだろう、という説明はいちおう筋が通ります。
今朝の私は、参加者が少ない日は動いた値がどこまで本物か分からない、と書きました。そこまでは間違っていません。間違えたのはその先で、薄い板は値が動かない理由ではなく、動きはじめたときに大きくなる理由でした。同じことを何年も見ているはずなのに、朝は前者で考えていた。
材料は今日出たものではありません
円買いの下地は先週からありました。ベッセント米財務長官が日本政府にリフレ政策はやめるべきだと伝えた、という報道が先週流れています。日銀の高田審議委員が連続利上げも一般論としてあり得ると述べた話は、今朝の記事にも書きました。時事通信は今日の午後3時の時点ですでに、日銀の利上げ加速観測でドルが軟調、という見出しを立てています。つまり材料は朝からそこにあって、値段のほうが遅れて追いついた形です。本丸は17日と18日の日銀会合で、そこまではまだ十日あります。
なので今日の1円89銭を、何か新しい事件が起きたと読むと、たぶん次を間違えます。積み上がっていたものが薄い板の上で一度に値段になった、というだけの話です。ただ、それが分かったところで明日以降も同じ方向に行くかは別で、ここは正直分かりません。明日の朝8時50分に4-6月期のGDP改定値が出ます。賃金と成長率は日銀の判断に直結するので、私はそこを見てから考え直します。
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