米国が休みの月曜に、円だけが買われています。ドル円は155円81銭まで下げました
- 東京朝のドル円は高値156円28銭、安値155円81銭。午前10時で155円93銭です。金曜のニューヨーク終値156円22銭からは29銭安く、値幅は50銭弱にとどまっています
- ユーロ円が181円46銭から181円14銭、ポンド円が211円30銭から210円79銭。対してポンドドルは1.3517から1.3518でほぼ動かず。下げているのは円絡みだけです
- 米国はレイバーデーで株式と債券が休場。今週の山は10日のECBと米PPI、11日の米CPIで、FRB高官はもうブラックアウトに入っています
月曜の朝に書くことが少ない日は珍しくありませんが、今朝は少しだけ引っかかる動き方をしています。値幅は大したことがない。それでも、どの通貨が動いたかを並べてみると、方向がそろっていました。
米国が休んでいる朝の値動き
7時台に156円28銭をつけたあと、じりじりと削られて9時台の半ばに155円81銭。財経新聞の東京為替まとめもその値を書いています。私が見ていた5分足では、一瞬155円79銭まで刺していました。10時の時点で155円93銭。金曜のニューヨーク終値が156円22銭ですから、29銭下です。
今日は米国の株式市場と債券市場がレイバーデーで休みます。外為どっとコムは今日の値動きは限定的とみていて、予想レンジも155円60銭から156円80銭と狭めに置いていました。参加者が減る日は、小さい注文でも値が動きます。逆に言えば、動いた値がどこまで本物なのか分からない日でもある。今日の値幅を根拠に今週の方向を決めるのは、私はやめておきます。
下がっているのは円絡みだけ
ユーロ円は181円46銭から181円14銭で32銭安。ポンド円は211円30銭から210円79銭で51銭安。今朝いちばん動いた数字はこのポンド円です。ところがポンドドルは1.3517から1.3518で、動いたうちに入りません。ユーロドルは財経新聞によると1.1606ドルから1.1619ドルへ小幅に上げた程度。ドル指数も99.18から99.09で、これも誤差の範囲です。
ドルが売られて円が浮いたのなら、ポンドドルとユーロドルはもっと素直に上がっていたはずでした。そうなっていない以上、今朝の主役は円買いのほうだと見ています。財経新聞は円の強さとドルの弱さを両方挙げていますが、値幅で見るかぎり円のほうがはっきりしている。
強い雇用統計のあとの円買い
金曜の米雇用統計は非農業部門雇用者数が16万2000人増で、市場予想の三倍近い数字でした。素直に読めばドル買いが続いてもおかしくない。外為どっとコムは、米利上げ観測によるドル買いと円安是正への警戒が上値を抑える形と整理していて、円買い側の材料として日銀の利上げ加速観測とベッセント米財務長官の発言を挙げています。日経は9月2日に、日銀の高田審議委員が連続利上げも一般論としてあり得ると述べ、一定のペースにとらわれず機動的に利上げを行う新たな局面だと指摘したことを伝えていました。日銀の結果発表は18日です。二週間先の会合を理由に今朝から円を買うのは気が早い、と言いたくなりますが、先週155円を割られたときも私は同じことを言っていました。
今週の並び
木曜10日にECB理事会とラガルド総裁の会見、同じ日に米8月PPI。金曜11日に米8月CPIとミシガン大学の消費者信頼感指数。ザイFXによれば、FRB高官は来週のFOMCを控えてすでにブラックアウト期間に入っています。指標が出ても、言葉で補ってくれる人がいない。数字だけが放り込まれる週です。
来週は16日にFOMC、17日に英中銀、18日に日銀と結果発表が三日続きます。今週の値動きは、その前の様子見くらいに受け取っておくのがちょうどいい。ただ火曜朝の日本の4-6月期GDP改定値と毎月勤労統計だけは、賃金が日銀の判断に直結するので数字を見ておきます。
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