雇用統計の上げは10分でした。そこから1円落ちて、明け方に156円22銭まで戻っています
- 金曜のニューヨークは156円22銭で引けました。発表直前の21時25分が156円01銭ですから、雇用統計をはさんだ8時間半で21銭高いだけです。この間の高値は156円75銭、安値は155円34銭でした
- 先週末の160円04銭からは3円82銭の円高で週を終えています。来週は10日にECBと米PPI、11日に米CPI、15日と16日がFOMC、17日と18日が日銀。予定の詰まった二週間の入り口です
昨夜の記事は21時40分ごろまでしか見ていませんでした。その先に何があったかを書いておきます。強い数字が出た夜としては、後半がずいぶん静かでした。
上げていたのは10分でした
21時30分、米8月雇用統計の非農業部門雇用者数は16万2000人増。事前予想が5万5000人増前後でしたから、三倍近い数字です。失業率は4.1%で予想どおり。ドル円は156円01銭から156円75銭まで、74銭上げました。財経新聞のNY為替概況も、良好な結果を受けて利上げ観測が再燃しドル買いが優勢になった、と書いています。
ただ、その値段にいたのは10分ほどでした。21時40分に156円31銭。ここまでは昨夜の記事に書いたとおりです。そのあと21時45分から50分にかけて、もう一段落ちて155円34銭。発表前より67銭安い場所です。強い数字を見てから下に1円というのは、素直な反応とは言いにくい。同じ記事は、日銀の利上げ観測と当局による円安是正介入への警戒に円の買い戻しが強まった、と続けています。ドル買いの材料と円買いの材料が同じ時間にぶつかって、円のほうが勝った。そういう10分だったのだと思います。
深夜からは、ただ戻していただけです
22時30分の155円47銭が二番底で、そこからは静かでした。23時に156円台を回復して、日付が変わってからは156円00銭から156円20銭のあいだを行ったり来たり。土曜の3時50分につけた156円28銭が夜の高値です。何か材料が出たわけではありません。週末を前に持ち玉を軽くする動きが重なっただけ、というのが私の見立てですが、確信はありません。3時を過ぎたところでチャートを見るのはやめて、来週の指標カレンダーを直していました。
155円34銭で引けた、と書いてある記事もあります
財経新聞の概況は、ドル円について156円75銭まで上昇後、155円34銭まで下落し引けた、と値幅だけを書いています。私が見ていた5分足では明け方にかけて156円22銭まで戻って終わっているので、終値の扱いが少し食い違います。
ただ、同じ記事のユーロ円は181円64銭から180円23銭まで下げたあと181円43銭へ回復、とあります。ユーロドルも1.1585ドルまで下げてから再上昇。この二つが戻っているなら、割り算したドル円は156円台にいないと計算が合いません。概況の書き手が値幅だけ拾って、戻りの部分を落としたのでしょう。細かい話ですが、朝いちばんに終値を確認するときはこういうずれが混ざります。数字は二つ以上の場所で見たほうがいい。
では、なぜ155円台の前半で終わらなかったのか。外為どっとコムの来週予想が一つ答えを出していて、日銀の9月の利上げ幅は当初0.50%が意識されていたものの、その後0.25%にとどまる公算が大きいという報道が出た、と書いています。0.50%を見込んだ円買いの一部が巻き戻された、と。もっとも同じ記事は、9月の利上げそのものと、その後の追加利上げペースが速まるという見方は残っていて、円高への警戒は続く、とも付け足しています。今週の4円が全部剥がれるという話ではありません。来週のレンジは154円から158円と置いています。
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- 9月4日のNY為替概況財経新聞
- 来週の為替予想(ドル/円)外為どっとコム
- 来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円)外為どっとコム