二晩わからなかった下げに、日銀という名前がつきました
- ドル円は155円92銭で朝を迎えました。昨日の高値が158円98銭、安値が日付をまたいだ155円31銭。1日の値幅は3円67銭です
- ユーロ円は181円27銭で2円58銭安、ポンド円は210円89銭で3円ちょうどの下げ。クロス円がそろって落ちているので、今回はドル売りではなく円買いです
- みんかぶFXは、日銀が9月会合で0.25%の利上げに動く方向で調整していると書いていました。会合は17日と18日。今夜21時30分には米雇用統計が控えています
昨日の記事で、私は下げの理由が足りないと書きました。ドル円だけでなくポンド円もユーロ円も落ちているのに、ドル売りという説明しか見当たらなかったからです。その足りない部分が、昨夜の22時以降に埋まりました。
3円67銭
数字から置きます。昨日の高値は午前4時10分の158円98銭、安値は日付をまたいだ午前1時45分の155円31銭でした。値幅は3円67銭。この夏の相場でも大きいほうです。今朝はそこから60銭ほど戻して、155円90銭台で止まっています。
落ちた時間帯もはっきりしています。昨日の22時までは159円台で粘っていました。23時に158円60銭。そこから朝まで、ほとんど戻す場面のないまま削られ続けています。一方通行でした。私は途中で一度コーヒーを淹れ直しに立ちましたが、戻ってきたら30銭下にいた。そういう夜です。
ドル売りではありませんでした
ユーロ円は181円27銭で、前日から2円58銭下げています。ポンド円は210円89銭で3円ちょうど。一方のユーロドルは1.1629ドル、ポンドドルは1.3524ドルと、どちらも小幅に上げただけです。ドルが弱いというより、円がすべての通貨に対して買われた。昨日ここに書いた「ドル売りだけでは足りない」の答えが、これです。
名札がついた
みんかぶFXは昨夜、日銀が9月の会合で政策金利を0.25%引き上げて1.25%とする方向で調整に入った、と報じていました。会合は17日と18日です。高田審議委員が0.5%以上の利上げも選択肢だと示唆した、という話も同じ記事に出ています。ここは私も裏を取りきれていません。
日経は別の角度から書いていて、ベッセント米財務長官の発言をきっかけに、海外勢の円売りと日本国債売りの巻き戻しが進んだとしています。円安の側に積み上がっていたポジションが、そろって出口に向かった格好です。値幅が出た理由は、材料そのものより、こちらのほうが大きいはずです。
米側も助けていません。財経新聞によると、FRBのウォラー理事がディスインフレの兆候が見られ始めたと発言したそうです。前日のADP雇用が3万8000人増と予想を下回っていたことも、まだ効いています。円買いとドル売りが同じ方向に重なると、こうなります。
今夜21時30分
ここまでは全部前置きで、本番は今夜です。米8月雇用統計。外為どっとコムの事前予想は、非農業部門雇用者数が5万5000人から5万8000人増、失業率4.1%でした。ただ、今夜の反応は正直なところ読めません。155円台まで落ちきったあとの発表なので、強ければ戻る、弱ければさらに下、という素直な形にならない可能性があります。
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