1円落ちたまま朝になりました。戻ると書いた私の見立ては外れです
- ドル円は158円77銭で朝を迎えました。NYの引けが158円22銭、昨日の安値が158円19銭。戻したのは50銭ほどです
- 日付が変わってからの高値は159円01銭、安値は158円60銭。8時間で41銭しか動いていません
- 下げの理由は夜のあいだに少し埋まりました。財経新聞はウィリアムズNY連銀総裁の発言を挙げています。ただ、ポンド円もユーロ円も下げているので、ドル売りだけでは足りません
昨日の記事の最後に、予定表にない下げは翌朝までに半分ほど戻していることがある、と書きました。その見立ては外れました。今朝の画面は158円77銭のままです。
戻らなかった
数字を先に置きます。NY市場の引けが158円22銭、この原稿を書いている午前8時前で158円77銭。日付が変わってからの高値が159円01銭で、安値が158円60銭です。8時間かけて41銭しか動いていない。昨夜22時台に30分で1円落ちた通貨とは思えない静かさです。戻すでもなく、追撃するでもなく、落ちた場所でそのまま止まりました。正直なところ、下げそのものより今はこちらが気になっています。
夜のあいだに出てきた説明
昨日は理由が分からないと書きましたが、材料はいくらか出てきました。財経新聞のNY為替概況によると、米8月のADP雇用統計が7月から伸びを落としたことに加え、ウィリアムズNY連銀総裁がインフレは緩やかな鈍化基調で金利は良い位置にあると話し、利上げ観測が後退したそうです。長期金利が下がってドルが売られ、そのあと原油が上げに転じたところで下げ止まった、という順番で書かれています。
ただ、これはドルの側の話です。同じ記事にユーロ円が184円92銭から183円66銭へ下げたとあり、私が見ている数字ではポンド円も216円41銭から214円07銭まで来ています。一方でユーロドルは1.1575ドルから1.1609ドルへ上がった。ドルが売られ、同時に円が買われて、その両方がドル円に乗った夜だったと見るのが素直でしょう。
円のほうの下地は、やはり高田日銀審議委員の講演だと思います。ロイターは、利上げ幅について毎回0.25%と必ず決まっているものではない、と話したと書いています。日経の見出しは「利上げ新局面、機動的に行う」でした。9月の会合そのものは市場もかなり織り込んでいるはずで、揺れたのは幅とペースの想像のほうです。昨夜の1円が介入だったのかどうかは、相変わらず確認できていません。
今日の並び
今夜23時に米国のISM非製造業指数が出ます。羊飼いさんの指標カレンダーでも、今日はここが本命に挙がっていました。予想の数字までは私も確認していませんが、米国の弱い指標がここ数日で三つ四つ続いたあとなので、また弱ければドルは戻しにくいと思います。21時半には週間の失業保険申請もあります。
そして明日の夜が雇用統計です。今週はそこへ向かって歩いてきたわけで、今日はその前日ということになります。落ちた値段のまま前日を迎えるのか、東京とロンドンで少し買い戻されるのか。私は159円ちょうどを回復できるかを目安に見ています。ちなみにコーヒーを切らしました。夜明けに買いに出るのは今週三度目です。
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- 9月2日のNY為替・原油概況財経新聞
- 利上げ幅、毎回0.25%と「必ず決まっているものではない」=高田日銀委員ロイター(Yahoo!ファイナンス)
- 日銀・高田審議委員「利上げ新局面、機動的に行う」日本経済新聞
- 9月3日(木)の注目指標 — 米国のISM非製造業指数の発表に注目ザイFX!