夜のうちは動きませんでした。円が買われ始めたのは、東京時間に入ってからです
- NY時間は158円71銭から159円29銭の狭いレンジ。米8月消費者信頼感指数と7月の新築住宅販売件数がそろって予想を下回り、米10年債利回りは4.7%台から4.6%台へ下げています
- 東京時間の午前に158円96銭。ポンド円は31銭、ユーロ円は35銭下げていて、ドル売りではなく円買いです
今朝の引き継ぎが昼にずれ込みました。コーヒーを淹れ直しているうちに、書こうとしていた内容のほうが変わってしまったからです。夜のあいだは本当に何も起きませんでした。
静かな夜
NY時間のドル円は158円71銭から159円29銭のあいだ。日本時間の22時ごろで159円28銭、明け方は159円10銭台。観察日誌に一行しか書けない夜でした。材料がなかったわけではありません。米8月の消費者信頼感指数と7月の新築住宅販売件数がどちらも予想を下回り、米10年債利回りは4.7%台から4.6%台まで下げています。ふつうならドル売りに傾く並びです。ただ外為どっとコムの今朝のレポートによると、ボストン連銀のコリンズ総裁がインフレの鈍化を確認できなければ速やかな引き締めが適切だという趣旨の発言をして、これが下値を支えたとのこと。売る理由と買う理由が同じ夜に出れば、値は真ん中で止まります。
動いたのは、私が寝支度をしていた時間帯
ザイFXの10時07分の東京市場概況では、ドル円はまだ159円16銭でした。同じ記事に、時間外のWTI原油先物が前日比2%ほど安く、日経平均が一時460円を超えて下げた、と書いてあります。そこから10時半すぎに水準が切り下がり、11時前には158円96銭。この日の安値は158円87銭です。
こういうとき、私はドル円の画面を閉じてポンドドルとユーロドルを開きます。ポンドドルは1.3650から1.3637、ユーロドルは1.1675から1.1669。ドルはむしろわずかに強い。一方でポンド円は217円08銭から216円77銭、ユーロ円は185円77銭から185円42銭まで下げています。円がどの通貨に対しても買われた形です。昨日の朝、私は円が全面的に売られたと書きました。一日で裏返ったことになります。
では何が引き金だったのか。ここは正直に言うと、分かりません。今日は日本の指標も日銀の要人発言の予定も見当たりません。氷見野副総裁の講演は明日だと複数のところで見かけましたが、これは私も一次で確認できていないので、そのつもりで聞いてください。原油安と株安の地合いが続いた、と言ってしまえばそれらしく収まります。でも20銭の下げをそれで説明した気になるのは雑です。
材料の見当たらない下げは、戻すときも理由なく戻ります。
今夜21時30分
米国の7月分PCEデフレータが出ます。4-6月期GDPの改定値と企業利益も同じ21時30分。9月のFOMCの前に出る主要統計としては、ほぼこれが最後です。GFSの解説記事はコアPCEの前月比予想を0.2%前後としていて、0.3%以上ならタカ派の見方が強まり、0.1%以下なら9月の利上げ観測が後退する、という整理をしていました。財経新聞も同じ日にエヌビディアの決算が重なることを挙げています。
そして明日からジャクソンホールです。ウォーシュ議長の講演は金曜の23時。今夜PCEで動いた分が、そのまま週末まで残るとは限りません。
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