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相場分析

今朝はポンドの番です。英CPIを前に1.35ドル台で足踏みしています

GBP/USD 8月19日 早朝1.35361.3535〜1.3538で推移
この記事のポイント
  • 19日早朝のドル円は159円56銭〜159円68銭で前日比15銭ほどのドル高、ユーロ円は184円67銭〜184円81銭。共同通信が配信した東京外為の値を見るかぎり、夜のうちにはほとんど何も起きていません
  • ポンドドルは1ドル35セント台の半ば。ドル円から逆算するとポンド円は216円ちょうど近辺で、外為どっとコムが先週末に出していた想定レンジ212円〜216円の上端に貼りついた格好です
  • 今日は英国の消費者物価が出ます。イングランド銀行は7月30日に3.75%で据え置き、ベイリー総裁が早期の利上げ観測を牽制したばかり。その牽制がどこまで効いているかを、数字が試す日になりそうです

今朝も夜勤明けです。ロンドン勢が帰ってからNYクローズまで、ドル円は159円台の後半を出たり入ったりしていただけでした。値幅らしい値幅がない。こういう日に無理やり円安の続報を書いても仕方がないので、今日は主役をポンドに譲ります。私の主戦場のもう半分でもあり、今日は英国の物価が出る日でもあるので。

総裁が止めているものと、景気が押しているもの

外為どっとコムの週間見通しによると、イングランド銀行は7月30日の会合で政策金利を3.75%に据え置き、ベイリー総裁は「利上げに近づいていると受け止めるべきではない」と述べたそうです。市場が先走って織り込みはじめた早期利上げの観測を、総裁のほうから打ち消しにいった形になります。中央銀行の人がここまで直接的な言い方をするのは、それだけ市場の期待が先に行っていたということでしょう。

ところが英国の景気はそこまで悪くない。同じ記事に載っていた数字だと、4〜6月期のGDPは前期比プラス0.4%、6月単月でもプラス0.3%。総裁が上げないと言っている横で、経済のほうは上げられなくもない状態にある。このズレが、今日の物価指標を単なる月次の数字以上のものにしています。上振れれば、7月の牽制はどこまで持つのかという話に戻りますから。

では上振れたらポンドが素直に買われるのか。ここは正直、私にも読めません。総裁の言葉を重く見る参加者が多ければ、数字が強くてもポンドの上値は限られます。逆に、言葉より数字だという地合いなら1.36ドル台が見えてくる。同じ材料で答えが二通りある局面なので、私は結論を先に決めずに数字を待つつもりです。

今日の値動きの見方

英国の物価は日本時間の午後に出ます。指標の瞬間にポンドドルが上下に飛ぶのはいつものことで、私は発表の10分前にポジションを軽くしておく習慣にしています。飛んだ方向にそのまま乗ろうとして、往復で削られた回数のほうが多いので。ポンド円で持つ場合はもう一つ厄介で、英国の物価とドル円の両方を同時に背負うことになります。今日のようにドル円が眠っているときは影響が小さいものの、指標の後に急に起きられると面倒です。

ドル円のほうは、明日に7月会合のFOMC議事要旨が控えています。据え置きの回だったので大きなサプライズは期待しにくいものの、内部でどれだけ意見が割れていたかは読むところがある。来週27日から29日にはジャクソンホール会議もあります。今年のテーマは決済まわりの金融イノベーションだと聞いていて、金融政策の話は例年より薄い年になるかもしれません。カレンダーを直していて気づきましたが、今週のうちに騒ぐ材料は英国側に寄っています。

物価が上振れポンドドルは1.3600近辺までの戻りを試しやすい。ただし総裁発言の記憶が新しいぶん、伸びきらずに戻される展開も想定しておきたい。
予想どおり1.3480〜1.3560の狭いレンジ。牽制が効いたままで、ポンド円は215円台の後半で膠着しやすい。
物価が下振れ利上げ観測がさらに後退し、1.3450割れを試す動き。ドル円が159円台で動かないなら、ポンド円は215円を割り込む場面もありそう。
ヨル教授メモ: クロス円は、通貨を2つ同時に持っているのと変わりません。今日のポンド円なら、英国の物価とドル円の両方が味方につかないと素直に伸びない。方向に自信があるなら、素直にポンドドルで持つほうが原因と結果がはっきりします。私は今夜もそうするつもりです。
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タグ: ポンド英CPIイングランド銀行
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