円買い介入が3営業日連続、ドル円は155円で下げ止まり157円台へ戻す
- 円買い介入が3営業日連続で入り、ドル円は一時155.20円まで下落
- 155円は今春の介入局面でも止められた水準で、今回も反発の起点に
- 4営業日目の介入への警戒から、戻したあとの上値は重くなりやすい
月曜から続いた円買い介入で、ドル円は157円台後半から155.20円まで一気に沈みました。それが今朝には157円台へ戻っています。2円動いて元の位置に近いところまで帰ってきた形で、値幅のわりに方向感は出ていません。夜通し見ていた立場から、今朝の時点で押さえておきたい点を整理します。
1. 何が起きたのか
日米の通貨当局が協調して円買い介入に踏み切ったと報じられています。3営業日連続という頻度は近年でも珍しく、当局が円安の進行速度そのものを問題視している様子がうかがえます。日米の財務相は追加の協調介入もありうるという姿勢を示しているそうです。
一方で、ドル円は下げたところから素直に戻しています。介入で下げた局面は利益確定の売りが出やすく、そこにドル買いが重なった格好です。介入は流れを一時的に止められても、金利差という背景そのものを変えるわけではない、という教科書どおりの反応に見えます。
2. 155円という水準の意味
今回止まった155.20円付近は、今春の介入局面でも下げ止まったところです。同じ価格帯で2度止まると、市場参加者はそこを意識して買い注文を置くようになります。テクニカルの支持線というより、当局の動きと参加者の記憶が重なってできた節目と考えたほうが近いかもしれません。
外為どっとコムは今日の予想レンジを155.20円から158.20円としています。3円幅というのは普段より広い設定で、それだけ荒れる前提が置かれているということです。
3. 今日どう見ておくか
4営業日連続の介入があるかどうかが、当面の分かれ目になりそうです。あると身構えている参加者が多いほど、戻り局面での円売りは慎重になり、上値は重くなりやすくなります。逆に今日介入が入らなければ、「もう出てこない」と判断した買いが157円台後半を試しにいく展開もありえます。
どちらに転ぶか私には読めません。読めない場面でロットを上げるとろくなことにならないので、値幅が出ている今週は普段より小さく持つ、くらいの構えでちょうどいいと考えています。今週の本命は金曜の米雇用統計です。
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